オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

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エリオット作「サイラス=マーナー」を読む。

拝金主義、守銭奴、世の中金がすべて…のような考え方に出会すと、ひょっこりひょうたん島のトラヒゲを思い出す。いやぁケチでしたねぇ。ただその割には金持ちじゃなかったような気が…、名優熊倉一雄さんの声と共に思い出します。

このような人は、過去に何か大きなトラウマを背負っている場合がありそうだ。本編の主人公サイラス=マーナーも友人に裏切られ、故郷を飛び出して来た。

しかし、ある日コツコツと貯めていたお金をそっくり盗まれ、放心状態となり、付き合いがなかった村人に助けを求める。不思議なことに、彼の幸せはここからスタートするのだ。やがて雪の日に自宅に迷い込んだ赤ん坊エピーを養女とする。

そのあと、エピーの親は誰なのか?とか、金を盗ん男は?そして金は?などが、サイラスにわかってくる。しかし、これは物語のおまけだろう。サイラスは、エピーを育て始めた時から、お金には替えられない幸せをしっかりつかんでいたのだから。