オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび79

最小限の我慢、最大限?の効果2

就職して小学校の教員になった。3月まで41年やってきた。休校期間が解けたので、まもなく42年目に突入しそうな状況ですが。働き方改革のご時世、超過勤務が絶えず話題になっている職種だ。

決まった時期に、決まった作業を必ず処理しなければならないことと日々予想困難な問題に向き合わなければならないこととが、他の仕事同様、この職種でも混在している。後者は、問題の性質によっては、いくら時間があっても足りない。最も教員の専門性が試されている部分なのだから。

しかし、前者は時間の目処がある程度立つ。今後技術が進歩すればAIに任せられる部分だと思う。例えば、成績処理。具体的にはテストの丸つけ。私は1枚につき、1分以上かけないことを目安に丸つけをしていた。ただし、惜しい誤答等には励ましの一言を書いていた。だから自慢に聞こえるかもしれないが、自宅に学校の仕事を持ち帰ったことがない。ほとんどの先生方ができっこない!と言われるでしょう。でも先生になった時から、事務的な作業を如何にしてさっさと終わらせるか?そんなことばかり考えていたので、コツが掴めたのです。

何に時間を多く配分して、何はさっさと済ませるかは、大事なことだと思う。ただし、なぜそれを教員がやらなければならないのか?説明が不十分なままに、従順に指示に従っている業務が増え過ぎていることも確かだと思う。

子どもたち最優先は当たり前なのだが、どうしてそこまでやらなきゃいけないの?については、もっと現場教員が声を上げていいと思う。ガマンの限界以上にガマンしている教員が多過ぎる。日教組がまだ体をなしていた時代を思い出せば、そういう面で現状は歯痒い。