不規則連載 タケさんの教育論7
アスリートたち、文化の担い手たちをどこで育てるのか?2
学校は、スポーツや音楽、美術、伝統文化などを生涯にわたって続けるための楽しさや喜びを体験する場所なのだと思う。だから技能的な高まりは、その道の専門家にお願いすればよい。
教員は、そこまでマルチプレイヤーである必要はないし、もっと他の部分で児童や生徒と向き合う時間を確保するべきだと思う。よく聞く話だけど、○○先生がいらっしゃる間だけ、その部が盛んだったという現象は、行きたくてもその学校に行けない学区外の子どもにとって、少々不公平である。
それぞれの地域で、子どもたちがスポーツや文化の専門家とふれあい、指導受ける場が確保できていることが大切だと思う。
話が高校野球に戻ってしまうけど、日本にはプロ野球チームが大きなところだけでも12はあるのだから、それらのチームがユース育成に力を入れて注いで欲しいと願う。
どの道でも一流の達人に教わるのが、最もその人の人材能力を引き出す近道なのだと思う。プロ野球の話だけど、亡くなられた野村克也監督の選手育成を見ていてそう思う。