オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび129

ネガティブケイパビリティ。

遅まきながらFacebook上での図書紹介で、この言葉を知りました、混沌とした不確実なことを、そのままに受け止める。確定した訳語が未だないらしいのですが、常に私たちは不確実な時間空間の中で生きているわけで、仏教的な色彩を加味すれば、無常観と通じる部分も感じます。

見通しが利かない。次から次へと予期しない事柄が起こる。コロナウィルスを巡る人類の右往左往ぶりもまさしくネガティブケイパビリティの欠如です。治療法や支援策にわらをもすがるように飛びつくしかない。それは私だって同じです。でも、一時はそれで急場をなんとか凌いでも、その先はさらにどうなるか?誰もわからない。

諦観する、なすがままに任せるではなくて、ありのままを受け入れることによって獲得できる精神的な自由度ととらえてみましょうか?少なくとも追い込まれてテンパってしまいそうな時には、きわめて有効な示唆だと思うのですが。