オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび149

未来を勝手に思い描き、夢想する2

 

池田総理が所得倍増計画を打ち出した時に、人々はどのような将来を思い描いただろうか?そしてそれはどのくらい実現したのか?冷戦終結後グローバリゼーションが叫ばれた時に、世界の人々は現在の矛盾葛藤を予測し得ただろうか?そしてAIが様々な判断を代行する時代が、すぐそこまで来ている。あるいはすでにもうその時が来ているのかもしれない。

ヒマになり遊んで暮らせるとはとても思えない。情報化時代の到来で取り扱う情報量が加速度を上げて増え続け、結果的には人を追い詰めてしまった。だからこそ働き方改革が叫ばれたのだ。

いくつかの神話から、人々が解き放されるといい。成長し続けなければならない神話。より裕福でいたい信仰。高学歴→高収入という数十年前に流行った夢。

地に足をつけて「もう騙されないぞ!」という頑なな決意が必要なのだ。政治的に無党派である人々を非難する傾向があるけれど、それは保守かリベラルか?を問わず、もう騙されない!という意思表示なのかもしれない。

ヒントとしては「それならできるじゃん!」を行動に移すことです。近代を名乗る社会は、自由・平等・友愛などの高邁な理想を掲げて来ましたが、一体どれだけ現実として達成できたのでしょう?実は身近に大上段に構えなくても、理想にちょっぴりだけ近づけるヒントが転がっていると思うのです。

例えば、突飛に感じられるかもしれないけど、「わかってもらえるように話す。そして最後まで聞く。」おい、小学生かよ!とお叱りを受けそうですが、たったこれだけでも何かしら互いの関係が変わるでしょう。けれど今回の原稿はわかってもらえるように書けているかなぁ。