オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび160

幸を生きる3

予測不可能な未来=VUCAの時代

昨年の初め、武漢で何やら怪しいウィルスが発生したことを気にしていた人がいたとしても、一年後ここまで世界的に拡大し、とんでもない数の感染者や死者を出すことまで予想していただろうか?

明日をも知れぬ我が身は、時代劇の台詞ではなく、実は現在に生きる自分自身のことだったのだ。日本史を辿ると同様に不安に怯えていた時代がある。平安時代末期から鎌倉時代で、人々の不安に応えるべく新興宗教がおきたし、琵琶法師が鎮魂の平家物語をうたった。

さらに古くは、文字がなく、おそらくは宗教もなかった縄文時代。この時代はおよそ8000年もの間、大きな争いが起きていない。食糧供給はかなり不安定で、それこそ明日をも知れぬ我が身だったと思う。

そう。元々未来は予測可能だったり、予定調和の中にあったりはしない。だからこそ日々自分が試され、時にはフル回転しないとどうしようもないのだ。私は自分がその時代の渦中にいることを不幸だとは感じていない。強がりにしか聞こえないかもしれないけれど、むしろ自分が今何ができるか?を考え続けることができることを幸せだと感じていたいのです。ちょっと無理がありますかねぇ。