堀江貴文 「すべての教育は「洗脳」である」を読む。
一言で言ってしまえば「もう学校はいらない」及び学校と似た組織文化にも警鐘を鳴らす本であります。
学校なんていらん!論は、若い頃イリイチの本を紹介されてから、現役教員として結構読んできたつもり。引用はしていないけれど、堀江氏が、学校と貯蓄になぞらえているのは、フレイレの銀行型教育を思わせる。
やりたいことに没頭して、人生を送ることができたら楽しい!そりゃ、そうだなぁと多くの読者が感じる生き方をホリエモンが説く。
しかし、何故アクセルを踏めないのか?それは同時にブレーキを踏んでいるから。そして徹底的にブレーキを踏む習慣を身につけた場所が、学校だと言う。だからもう産業革命以降、組織労働者に必要な資質を教育してきた学校は、もう要らないと。
没頭できることを見つけるための、三つのタグ付けとか自分のレア化とか、ヒントもたくさん提供してくれている。
私は、この本をホリエモン流の啓発書だと思う。この本に刺激を受け、一歩踏み出す人が増えたとしたら、まだまだ未来は明るいかもしれない?とおじさんは感じるのだ。