オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび170

何もしないことの日常化

 

健康な状態でありながら「今、何してる?」と聞かれて「息してる」と答えたら、大概の場合、相手にされなくなるだろう。

でも自分が未だ生きていることを実感するタイミングって、日常のルーティンの中では意外と難しい。それは自分が何をしている時に一番自分らしいのか?を問うことに似ているからだと思う。

正規職員としての教員を辞めたときに、少し考えて、授業だけを受け持つ非常勤講師になった。教員の仕事は、日本の場合授業以外が大変で、いろいろな役割が割り振られているのだが、それはパスさせていただいた。

ところが、昨年は3月からの休校で、授業がなくなってしまった!他の趣味的な活動も、すべて人と接点をもつ前提の活動ばかりなので、停止。家にいる時間がとても長くなり、だんだん何もしないことが日常化し始めている。大袈裟に言えば、この「オヤジのあくび」とか言うエッセイもどきは、何もしなくなることへのささやかな抵抗なのだったのだ。

ネバーエンディングストーリーは「何もない」がどんどん広がる物語だったけど、自分の中身も「何もない」が広がっている気がする。それじゃダメじゃん