オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび175

藤原和博「公立校の逆襲 いい学校をつくる!」を読む

 

地域と連携しながら、地域に根ざした学校をつくるという発想は、「チャータースクール」などのアメリカの教育改革に関する本を読んだ頃からだったか?もっと前からだったか?ある学校では特色ある学校づくりのプロジェクトメンバーに加えていただいたり、また別の学校では地域担当なるポジションに付き、まちの名人コンサートを開催したりしていた。その後組織内の立ち位置が変わっても「地域の協力なくして、公立校なし」というテーマは、持ち続けていたつもりです。

本書で語られる藤原和博さんの地域本部や土曜寺子屋(ドテラ)、よのなか科など、全国的に有名な和田中の取り組みも地域連携あっての成果でしょう。一見総花的なイメージも抱くけど、芯にあるのは地域を基盤とした学校再生でしょう。けれどそれもコロナ禍で修正を迫られている感はあるけれど。

最後に一つ。情報処理力と情報編集力のバランスが大切!と語る部分は、未だに教科書を分厚くすれば学力が高まるとか、とにかく指定された授業時数をこなすのに躍起になっている教育関係者に、しっかり受け止めていただきたい。ヨロシク。