オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび178

小林登志子「シュメルー人類最古の文明」を読む1

 

世界最古の文明はシュメールだが、本書ではシュメルと表記しているので、それに倣う。シュメルの発明に世界最古の文字=楔形文字がある。

表語と表音を併用した今の日本語のような仕組みであったと言う。また、粘土板に書き付けたペンが三角と直線と○を描くのに適していたので、書き出しが三角形の楔形となったらしい。

さて、文字の必要感は、商取引、大量の品物がどこからどれだけ送られてきたか?また送ったか?を記録するためのものだったと言う。その後メソポタミアと呼ばれる二つの大河に挟まれた肥沃な土地で多くの取引が行われたことは、間違いない。

個人が間違いなく記憶できる量を越えてしまったため、文字による記録が必要になったのだ。最近日に日に物忘れのスピードが加速している我が身としても身につまされる。