大切なんじゃないかな? ②
美しさを感じ取るセンサーの開発とメンテナンス
私たちが求めているはずの喜びとは、お金だけで得られるはずのものではない。お金は必要だ。けれどもそれはエンジンを起動させるセルモーターのようなもので、一番最初に少し使うだけでいいのだ。
生きる喜びには様々な顔がある。そのうちとても大切にしたいのが、美しいものに出会う喜びです。同じ音楽を聴いても人によって反応が異なるのは、美しさを感じ取るセンサーが違うからです。そして、美しいと感じ取る気持ちは、誰それから強制されるものではなく、人それぞれまったく自由なわけです。それは、現在においては芸術限らず、倫理面すなわち人々の態度価値においても、バラバラ且つ何でもありな気がします。
大人になっても美しさを感じ取るセンサーを開発し続けていきたいし、すでに自分自身にある程度まで備わっているなら、そのメンテナンスは欠かせません。
美しいものに出会う喜びは、生きる喜びなのですから。