石弘之、安田喜憲、湯浅赳男「環境と文明の世界史」を読む5
実は三人の鼎談は、もう20年前の話。まぁその間、人類が何とか生き延びたとも言えるかな?
昨年総理が「2050脱炭素社会」を打ち上げた。けれどそれだけでそのスケジュールでいいのか?
地球環境の歴史について、義務教育段階の学校で教えられている気配はあまりない。けれどこれは同じ轍を繰り返さないための、大切な教訓なのだ。
持続可能な経済成長を語る前に、まず地球環境の歴史を振り返ることを勧めたい。本書はそのためのとてもわかりやすい参考書になり得るだろう。