オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび309

「さっさと帰る。」ができない学校の先生方へ1

 


超過勤務が多い代表的な職種として、公立学校教員を取り上げます。

そりゃ、帰りたい。だけど帰れないでしょ! 間髪を入れずに返答が返って来そうです。さっさと帰る、年休等で休む、これらが何とも実行しにくい職場なのです。

帰れば、その分の仕事を結局いつかは自分自身がやらないといけない。休めば、同僚の負担が増える。それらの呪縛から未だに逃れられないのです。分業のあり方が昔から変わっていないのです。

そもそもこの仕事は、オンオフの切り替えも困難なのです。自宅に帰ろうが旅行に出ようが、気になっている学校とか授業のことはずっと気になってしまう。しかも年度途中で自分にリセットをかけることが難しい。

ではどうすればいいのか? AIやオンライン教育の導入で負担が軽減されるのでしょうか? ところがそう簡単には進みそうにありません。

何かを伝え教えればそれでOKだとすれば、昭和の頃から教育は、テレビにとって変わられたはずです。たしかに視聴覚教材を実際に実験体験が困難な場合に使っていました。

でも学校での学びは、それだけじゃない。友だちや先生との出会いを通して、何かを感じ刺激を受ける。自分の中にはなかったことが見つかる。それらは、学校という場が必要な理由としてまだ十分に有効なようです。

堂々巡りの仕事スパイラルを抜け出すのは、開き直ってお気楽にやるしかないのかもしれません。なかなかその境地まで辿り着けないのが現状ですが。