オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび310

「さっさと帰る。」ができない学校の先生方へ2

 


昔ある時(=最近ではなくて20年位前の話)年下の同僚にこう言われた。「武部さんって、ふだん仕事中(=学校にいる間)は酔っ払っているみたいなのに、酒の席になると真剣に教育の話とか始めちゃう。」ちなみに私はアル中ではありませんよ。念のため。

ほとんどの先生は、真面目な、いわゆるカタブツです。かくいうボクもその一人のつもりなのに、そんなことを言われちゃう。

でも私のテキトーさ加減を指摘した言葉だとすれば、これはひょっとすると賛辞なのかもしれない。真面目も一生懸命も悪いことじゃない。むしろ美徳でしょう。けれど、真面目過ぎる、一生懸命過ぎるとよろしくない。テキトーさ加減が大切だと思うわけです。

子どもといる時間が、圧倒的に多い職業なのだから、とにかくその時間を楽しみましょうよ。先生以外の仕事で、こんなに長く子どもたちと過ごせる仕事はないわけですから。いつまでに教科書をどこまで進めないといけないとか、学校全体で決められたスケジュールの枠の中で行動するとか、制約はあります。けれど授業を始めてしまえばこちらのもの。目標内容を押さえていれば、あとはどのように学習を進めようと専門職として本当は自由度が高いはずなのです。これが本来面白いし楽しい! しかも給料までもらえちゃう! 授業をする楽しさや価値をアッピールしなければ、この後も教員希望者は減り続けるでしょう。もう一度言います。この職業に就かなければ、楽しい授業はできないのです。