タケさんの雑記帳

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび330

豊田有恒「日本アニメ誕生」を読む1

 


鉄腕アトム鉄人28号エイトマン、1963年放映開始のこれらのテレビアニメが、日本のアニメの先導役を果たしたことに異論を挟む人は少ないだろう。当時テレビの前にかじりついていた小学1年生だった私が、鉄腕アトムエイトマンのシナリオに、まだ学生だった豊田有恒が加わっていたことは知る由もなかった。何でも平井和正に連れられて参加することになったらしい。

ところで平井和正が原作のエイトマンとは、なぜ8なのか? そのわけが本書には書かれている。警視庁捜査一課には実際に7人の刑事がいるのだが、その8人目なのだ。60年経って初めてわかった事実!

思い出話は、虫プロ時代から始まる。鉄腕アトムは元々連載漫画を下敷きにしているから、豊富な物語が用意されているはずなのだが、毎週一本というペースで放映を続けたから、新しいシナリオが必要となり、そこで豊田有恒さんが活躍したのだ。草創期の日本のアニメスタジオの息吹やそこで育った才能が後に素晴らしい力を持って発揮することが。本書の登場人物の名前をなぞっていくだけでもよくわかる。