オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび393

ショーペンハウアー「読書について」

 


私たちが本を読む場合、もっとも大切なのは、読まずにすますコツだ。いつの時代も大衆に大受けする本には、だからこそ手を出さないのがコツである。

似たようなことは音楽にも当てはまる気がする。商業的に成功を収めたヒット曲のうち、10年後何曲が人々の記憶に残っているだろう。音楽の教科書にバッハ、モーツァルトベートーヴェンが顔を並べるのは、彼らの音楽が少なくとも200年以上人々の心を捉え続けたからだろう。ポピュラーでは、すでにビートルズの名曲がこの領域に入ろうとしている。

ショーペンハウアーは、名著古典は二度以上読み直しなさいと言っている。何度も読み返すことで理解が深まるのは仰せの通り! 読書は量をこなせばいいわけじゃない、結局質なのよ! と教えていただきました。なるほど、ありがたや。