オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび497

とにかく人が死ぬのはダメ。

 


日本は素手で闘う武道がある。柔道、合気道、空手然り。剣道は竹刀も使うが、真剣がある時代から変化したのだ。相手を死に至らしめない、大怪我をさせない思想が低層を流れている気がします。

水戸黄門では「ジジイ、やっちまえ!」とかかってくる相手に、助さんと格さんが峰打ちで応じている。本気でやりあえば多くの死者や怪我人が出てしまう。これが戦国時代から学んだ知恵なのではないだろうか? 鎌倉時代には、世界最大の帝国「元」が攻めてきた。防戦一方だったかもしれないが、結果的に元軍は引き上げていった。これでよかったのではなかろうか? 日露戦争もさらに何年か続いていたらどうなっていたことか。ただ外地にいくつもの権益を獲得したことが、その後の日本の動向を変えてしまったように感じています。

専守防衛と言うけれど、そのままじゃミサイルが飛んできちゃうじゃん。だからミサイル発射基地を攻撃しよう! うーむ。そうおっしゃる方は、その攻撃とやらによって、敵味方どれだけの犠牲が生じるのか? 計算できているのだろうか? それよりもミサイルの発射を未然に防ぐための外交努力と被害を食い止めるための技術開発が先な気がしますがねぇ。

もし、世界のどこかに世界中のミサイルや核兵器の起動ボタンを無力にするハッカーやスパイがいたら、それはそれでヒーローだと思ってしまいます。しかしその逆もあり得そうでとても恐ろしい話です。