オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび720

関 眞興「一冊でわかるロシア史」を読む1

 


世界史の授業では、モスクワ公国のあたりから地図上に存在が示されていて、現在も取得であることから記憶に刻まれまふ。しかし、それ以前にリューリク朝、キエフ・ルーシと呼ばれた王様がいたことは、本書で初めて知りました。学生の頃男声合唱で歌っていた「オレーグ公の歌」。オレーグ公って、この頃活躍した人だったんですね。

ロシアの歴史でつかんでおきたいのが、コサックの人々。農奴への圧政から逃れてきた人々と遊牧民が混じり合ってコサックを形成したとされるが、国家から自由な戦闘集団であり、ゴーゴリの「隊長ブーリバ」にも彼らの様子が描かれている。

気になるのは、ウクライナがコサックの一大拠点だったことだ。今のウクライナ人は

ご先祖様としてのコサックをどのくらい意識しているのだろうか。ゼレンスキー大統領は、演説の中でコサックにふれながら「我々は敗れることはない。コサックの一族だから」と語っています。コサックは単一の民族ではないのですが、歴史の中で国家を形成した時期があります。出自に関わりなく平等で、ラーダと呼ばれる話し合いで直接民主主義的に方針を決めていたと言われます。現在もウクライナの中央議会はラーダと呼ばれています。コサックとしての誇りがロシアから仕掛けられた戦争に立ち上がる勇気を与えているのでしょうか。


この投稿、明日も続きます。

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