水津陽子「自治会・町内会お悩み解決実践ハンドブック」を読む
自治会会合は、大人の学級会のような雰囲気があって、民主的な手続きを踏みながら進めていきますが、反面急な改革や大胆な提案を実行に移すことは難しい。
けれど自治会が存続の危機に瀕していたり、
現状のままでは先細りに陥ることがはっきりしている場合には、ゆっくりした改善がジレンマに陥いる原因になることがあるでしょう。
本書を一読して感じたことは、長いスパンでのロードマップの必要性です。
自治会の役員任期は、ボクの住んでいる地域では、1年間です。1年間の活動期間を終えて組織が抱えている課題に気づき始めた頃に、その期の役員は解散してしまうのです。
そこでボクの住む地域では.昨年から「自治会を考える会」という諮問機関ができました。自治会が抱える問題が「考える会」に諮問されることで、お知恵拝借的に解決策を提案していただけるのです。
現時点で、ボクは自治会役員であり同時に考える会の幹事役をしており、双方をつなぐ立場でいます。
考える会には任期がなく、住民であればいつでも参加させてできることになっています。
何年後に地域のどこが変わっているといいか、長いスパンで考え続けていきたいと思います。