堀内正規「ジョン・レノンをたたえて」を読む2
ジョンは心底から平和を願っていた。それは間違いない。
最近のボクの日記メモから・・
富国強兵理論の過ち。
広くて強い国になってなることと豊かな国になることはイコールではない。
前者には少なからぬ軍事力を伴う。
別の日の日記メモから・・
広い領土が自国の繁栄を約束する条件なら、シンガポールや変換前の香港は、どうなのだ?
大切なのはどれだけの人が交流を通して、経済活動が盛んになるかということであって、そのためには物資供給のための広大な後背地が必要だと考えたのが、今までの帝国主義だろう。
サプライチェーンの確保が話題になるが、それはあくまでもウィンウィンの関係を前提としていて、どちらかが相手国を搾取するような関係であってはいけないと、ボクは考える。
こんな屁理屈をこねてみても、ジョンが夢見た平和はなかなか近づかない。
最近のニュースでは、アルメニアとアゼルバイジャンの国境紛争が超大国の大統領の仲介により前進しているというのが、一応明るいニュースだろうか?
ジョンとヨーコが50年前に発信していたことのうち、どの部分が実を結んでいるのだろうか?
本書はジョンがソロとなってから生前発表された6枚のアルバムの歌詞を辿り、ジョンの精神的な遍歴を追いかけた本であります。
中には「マインド・ゲームス」のように、繰り返しに過ぎないと低いので評価を下しているアルバムもあれば、「心の壁・愛の橋」のようにヨーコと離婚寸前に追い込まれていたジョンの葛藤が表れている歌詞を高く評価しているアルバムもある。
ちょっと思い込みが強過ぎやしないかと思わせる向きもあるが、ビートルズを離れたジョンが何を求め、曲を書き続けていたのかについて、本書を読めば理解が深まるのは確かです。
