森元斎「アナキズム入門」を読む2
彼の信条は「破壊と創造」。破壊を恐れていては創造などできっこないと言っているようであります。
アジる。最近流行らないけれど、アジテーターらしき人物が、ボクの学生時代にはキャンパス内にたくさんいた。またそのような輩が多い大学だったのかもしれない。
バクーニンは、アジテーターとしては抜群の人を惹きつける力があったらしい。それを第一インターナショナル当時最も遅れていたのが、かのマルクスだった。
本書では、あちこちにマルクスが現れてアナキストたちと交流があったことがわかる。しかしながら、国家さえも否定するアナキストたちは、共産主義国家も当然否定していたのです。
バクーニンは言う。
私は共産主義を憎む。なぜならそれは自由の否定であるから、なぜなら自由なしに人間性を考えることは私にはできないから、私は共産主義者ではない。なぜなら共産主義はすべての社会力を国家の利益のために集中し、み込むから。なぜならそれは不可避的に国家の手中に財産を集中させるから。
マルクスと袂を分かちながら、生涯を革命に捧げ、革命に明け暮れたバクーニンの行動力には、驚かされる。
