上田正仁「『考える力』の鍛え方」を読む1
本書の中身にふれる前に、ボクが今気になっている主題を列挙してみよう。「ボクが担当している生徒にとって、どのような学びが必要なのか」「地域コミュニティーの持続・維持」「一瞬で人の琴線にふれる音・響きの追究→楽しさの共有」などなど。
さてそれらを考える際に、学校教育で叩き込まれたマニュアル力はあまり役に立ちそうもありません。
筆者は東大の先生ですが、受験戦争の勝者であり、結果マニュアル力を身につけた学生が、いざ創造力を必要とされる場面に出会うと立ち往生してしまうとひ言います。
筆者がいう「自ら考え、創造する力」の最初は「問題を見つける力」。そしてその鍵は「対話」にある。人との対話、自分自身との対話。コツとして『無意識下から問題の種をひろい上げ、明確な意識を持って考えてみるクセをつける」を提唱しています。
ボクの経験に照らし合わせると作曲という作業に似ている気がします。旋律という音の切れ端は、思いついた後に放っておけば、数分後には消えてしまいます。この切れ端を書き留めて、次の作業へと繋げていくことが作曲の第一歩だと感じています。
インターネット上に溢れかえっている情報は、「事実」を収集するために活用し、ノウハウものには気をつけなさいと注意喚起してくれる。
