上田正仁「『考える力』の鍛え方」を読む2
話は解く力に進み、大学入試の例が出てくる。
目標が、W大の世界史ならば・・
①類型化 過去問分析 傾向調査
②要素化 頻出問題の分類、典型問題と類似問題のリストアップ
③リストアップした問題を解く
今現在来年の大学受験を目標にしている生徒と世界史を学習していて、いよいよ受験対策という段階に入るので、大いに参考になりそうだ。
こんな一文が出てくる。
インターネットで検索して「分かったようなつもり」で済ませることが増えている情報化社会の現代だからこそ、私たちはこうした、まだ誰も答えたことがない問題に本気で取り組むべきです。
そして著者は諦めない人間力の大切さを説く。本書で最も伝えたかったことだろう。
最後の方で子どもの「どうして」への対応が出てくる。あっさり答えを伝えないで、子どもといっしょに考えて、試して、確かめてみることの大切さが書かれている。私たちは、いわゆる中学受験マニュアルにまみれながら進学塾に通い続ける子どもたちから「どうして」を奪っているのではなかろうか?
すでにAIが授業や学習をサポートするようになった現在、私たちは子どもたちからどうやって問いを引き出そうとしているのか?
その問いにどのように寄り添うことができるのか? 今全ての教師に投げかけらている課題である気がします。
