オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび790

斎藤孝「20歳の自分に教えたい 本物の教養」を読む

 


初めの方に公平・平等を旨とする原始共産制の時代は、うつ病がなかったというくだりが出てきます。競走社会で日々資産形成に追い立てられている現代社会が人々のメンタルを追い込んでいるのでしょうか?

 


フランクリンの言葉「時間は貨幣」「信用は貨幣」という言葉が出てきます。たしかに信用、大事っすね。

 


哲学は、ニュースの対極。「そもそも」という根本的なところに立ち返って考えるのが、哲学・思想。その中で西田幾多郎純粋経験にふれた箇所がある。日本語では主語は省かれることが多いけど、それを純粋経験と関連づけて述べている。

 


歴史については世界史を学ぶ大切さを力説している。高校生はもちろん大人も世界史を学ぶべきだと。ボク自身、現在一対一で高校2年生に世界史を教えている。ボクが高校生の頃は山川の教科書に載っていなかった(授業中ボケーっとしていたのもしれないが)内容の学び直しを含めて、とても勉強になっている。ラス・カサスが出てきますが、ラテンアメリカ歴史学習で抑えたい人だと感じました。世界史の教訓に学ぶことで、現在の課題に向き合えるような気さえするのです。

 


芸術の章では、メキシコの画家フリーダ・カーロを取り上げでいる。今やスマホで簡単に自撮りができる時代になったが、だからこそ彼女が自画像製作にどんなに思いを込めたのか、想像を膨らませてみたい。

 


おじさん的にまとめてしまうと、役にたつとか得をするという目先の動機ではなくて、教養っていうのは、もっと生き方とか人生の過ごし方に近いものなんじゃないかな? 

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