オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

わからん和歌集 2019 弥生下

1600
しゃがみ込み 募集ビラ貼る 掲示
道の向こうに 満開の花

1596
夜明け前 これから動く 一日に
闇にて静かに 我待つ何かが

1595
燃えかすで ポンコツだけど 歩けるか?
バスには乗らず 帰る坂道

1593y
スリッパを 借りて廊下を 進みたり
ショートケーキと 別れの挨拶

1592
ゆるゆると 春の小川が 流れゆく
せわしき時代も 変わらぬ速さで

1591
図書館で 書棚めぐりて 本漁る
何を学ぶか 自問しながら

1590
川沿いに 散歩しながら 桜見ゆ
ウグイス鳴きて 鯉泳ぐ今

1588
巨大なる 免状いただき 恐れ入る
新たな地平 授かりし今

1587
慎ましき 我が家に貴賓 チェロおわす
ケースこわごわ 亭主開けり

1585
仕事なく 白い時間が 流れゆく
自由のような 不安なような

1583
子どもらが 私にくれた メッセージ
感謝の言葉 至高の宝

1580
アカペラの 疾走感が 気持ちよし
奏でる若さ 少し羨み

1579
白鵬の 渾身の投げ 優勝だ
平成最後を 飾る横綱

義父のお供えにキリンラガーの缶ビールを買う
1577
墓参り おふくろ連れて 亡き父に
近況伝え 線香煙る

1573
靴洗い 今度はどこを 歩こうか
汚れ流して 一歩踏み出せ

放課後キッズが図工室で凧を作っていた。
1571
子どもらの 手作り凧が 空に舞う
まっすぐ上がれ 君らの未来も

散歩がてら、上郷深田製鉄遺跡を探しに行くが、何処なのかよくわからない。
1570
丘の辺で 鉄を作りし 人がいた
太古の昔も 春風舞いしか