オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2016-01-01から1年間の記事一覧

陛下にエール(声援)を!

普通、辞職願いというのは、最優先で取り扱われるものだと思う。慰留やらあるかもしれないが、原則本人の意思が尊重されるべきものだと私は思う。 陛下が生前退位のご意向を表明されてから、有識者による会議がスタートしたが、一個人とはいえ、お立場がお立…

Post of Truthの怖さ

1230テレ朝のグッドモーニングに池上彰さんが生出演されていて、オックスフォード英和辞典?の2016のキーワードが、Post of Truth だと解説された。真実の他に、一時の感覚や感情で、人々を動かしているインチキでうさんくさい力が世界に働いている。もちろ…

青木理「日本会議の正体」を読む。

この本を読んでいた12月28日、ハワイ真珠湾を安倍首相が訪問した。そこで述べた言葉に「和解」と言う言葉はあっても「謝罪」はなかった。宣戦布告がない日本海軍による一方的な攻撃だったのに。「謝罪」を口にすることができない環境が国内に立ち込めている…

目新しさが魅力の街 横浜

オリンピック会場建設をめぐるやりとりの中で、レガシーという言葉が、盛んに使われている。直訳すれば遺産だが、次世代にバカでかい競技場をどう引き渡すか?という文脈に中で使われているようだ。 私の住んでいる横浜市を見渡しても、レガシーはある。観光…

ボブ・ディランのノーベル文学賞授賞に思う

ガロが「学生街の喫茶店」で「片隅で聴いていたボブ・ディラン」と歌い、どう考えてみても強い影響を受けていた吉田拓郎が「ああ、今日もまたボブ・ディランの話かい?いやだね。」と歌っていたのは、LP「元気です」に入っていた「親切」だったっけ。 歌がメ…

アカペラの編曲心得。間をぽっかり空けない。

アカペラには、伴奏楽器がない。だから、歌が途切れてしまった時に、不思議な間が空いてしまう時がある。緊張感がある間であったり、効果がそれなりに期待できる間であったりするならそれでいい。しかし、何とも間の抜けた情けない時間がぽっかり生まれてし…

そもそも指揮者とは、ナニサマなのか?

世の男子が憧れる立場の一つに、野球の監督などと並んで、指揮者があるという話をどこかで聞いたことがある。 タクト一本で、自分の音楽を創造できるイメージがあるし、優れた指揮者からは、その人でなければ起こり得ない奇跡のような音楽が生まれる時が確か…

正しい間違い方

へんてこなタイトルだが、間違い方には正しい間違い方と具合の悪い間違い方の二通りがある。 まず、一番重症なのは、自分が間違っていることに気付いていない場合で、誰かが教えてあげるか、それとなく暗示してあげるしか方法がない。さらに間違っていること…

みんなで歌おう?それってひょっとすると歌わされていない?

考えが甘々でゆるいのかもしれないけれど、みんなで歌うまたは歌わされることに抵抗を感じる人がいたとしても、決しておかしいことじゃないと思う。「歌は楽しいのだから、みんなで歌って当たり前」という発想の方が、むしろ危なっかしいとへそ曲りくんは思…

六本木「サテンドール」にジャズライブを聴きに行きました。

中学生の時の友人が、ジャズライブで演奏するというので、六本木「サテンドール」に行ってきました。 私は、アカペラシンガーズで、ピアノ伴奏が付く音楽や平均律から逃げようとしています。 また、薩摩琵琶を習いながら、ヨーロッパ音楽以外の地平線を探し…

どん詰まりの国の文化論 試論

何だか、よく理由はわかっていないが、人々はこのどん詰まりの島にたどり着いた。もうこれより先には、ただ大きな海が広がっているだけで、もう人が住める温暖な土地は見つかりそうになかった。行き場を失った人々は、この島にとどまり、住みついた。不思議…

声の旬、食べごろ。

声には、食べごろがある。中高生、ましてや小学生ではない。彼らは、まだ固い青い実なので、頬が落ちそうになるような美味しさを期待してはいけない。ボーイソプラノなど、特殊な訓練を施すことで、他の世代には出せない発声が可能な場合がある。しかし、こ…

重松清「空より高く」を読む。

昭和の世代なら誰もが大好きな歌謡曲に舟木一夫が歌った「高校三年生」がある。高校三年生というのは、クラスメイトとか部活とか生徒会だとかいう言葉が、リアルに実感できる最後の学年だろう。大学に入ってしまうと、それぞれが自立しまうので、高校三年生…

合唱団をつくる。合唱指揮を依頼される。

私は、一応両方を経験しているので、このお題について少しばかり発言することをお許し願いたい。 合唱をつくることを、絵画を描くことに例えながら話を進めよう。 合唱団をゼロからつくるとは、絵画で言えば、画用紙や絵の具や筆を準備することからスタート…

harmonia ensemble 公開リハーサルを聴きに行きました。

王子駅から200mほど歩いて、北トピア14階のカナリアホールへ。ロビーに10人ほど受付待ちの人が座っていた。 中に入ると、リハーサル室になっていて、合唱団の背中側に二列目のように座って、リハーサルをいっしょに体験する形になっている。 指揮者は、ブレ…

撮り鉄と万座温泉日進館の旅3

1124-1035 こんな雪なので、どこかで何か起こるとは、思っていたけれど、万座鹿沢口駅から1045に乗るはずの電車が、雪で竹が倒れて時刻通りに来ないと言う。 駅員さんの話では、長野原草津口まで振替輸送ということですが。1124-1228 予定より一時間以上遅れ…

撮り鉄と万座温泉日進館の旅2

1123-1252 渋川駅で吾妻線の乗り換え待ち。今まで秋に泊まり旅をすることがなかった。日帰りさえできなかった生活を、37年間ずっと続けてきた。今日は、勤労感謝の日だけれど、本当に感謝しなければならない人は、休んでなどいられない人だと思う。今年は、…

1123 撮り鉄と万座温泉日進館の旅

大船発610、高崎行き。また、一人旅に出てしまった。夏の旅行で無料宿泊券をいただいたので、せっかくだから使わせていただきましょうということなのです。 高崎まで3時間弱、ちょっと贅沢してグリーン車を利用しました。休日は、割安ですし。1152 午前中は…

ヴァーチャルな合唱と対峙する「生もの」

ヴォカロイドによる、例えば初音ミクの歌声。さらには、ヴォカロイドによるコーラス。若干高周波倍音が少なめの印象はあるけれど、生身の人間よりよっぽど音程はしっかりしている。(平均律なのは致し方ないとして) そして、さっきfacebookでshuttokenさんが…

「君の名は」を観ました。

遅ればせながら、大ヒット映画「君の名は」が港南台の小さな映画館にもやって来たので、観に行きました。「夢」、「入れ替わり」、時間軸のカットバックetc・・・素材や手法は目新しいものではないけれど、出会いが何かによって予め運命づけられていたのでは…

錦秋の還暦記念ツアー6

1352 旅行の締めは、秋田県小安峡。道中須川温泉に至る山の紅葉も絶景でしたが、小安峡も勝るとも劣らない素晴らしさでした。バスガイドさんさえ初めてだとおっしゃっていましたが、紅葉の小安峡、お勧めです。小安峡 橋からの眺め

錦秋の還暦記念ツアー5

657 早めの朝食では窓際に席を取って、雲海を望みました。露天風呂は、池と隣接して、池を泳ぐ鯉とフレンドリーになれる楽しいお風呂です。雲海に沈む雫石 1100 紅葉ゴールデンルート最終日は、ジャパンを代表するゴールデン!中尊寺金色堂に行きました。 秋…

錦秋の還暦記念ツアー4

1555 みちのくの小京都角館へ。居並ぶ武家屋敷の一つ、青柳家を見学しました。秋田蘭画の小田野直武に関する展示に興味をもちました。解体新書や杉田玄白のことは知っていても、解体新書の図を描いた人物が角館出身であったこと、平賀源内との交流を通じて、…

トランプ大統領だってさ!

大方のマスコミや日本での予想を覆して、トランプ氏が大統領選に勝利した。アメリカの政策がこの先どう変わるか?早速評論家諸氏がコメントしているが、そもそも彼のことが、今のアメリカの市民感情が、しっかり理解できなかったから、選挙の予想が外れたわ…

錦秋の還暦記念ツアー3

1151 抱返り渓谷 往時の旅人が抱き合わないとすれ違いができなかったという抱返り渓谷を回顧の滝まで散策。散策路は由来の通りがけっぷちに作られている。ここも渓谷を彩る紅葉が素晴らしいです。回顧(みかえりの滝) 1343 田沢湖畔のレストハウスで、きりた…

錦秋の還暦記念ツアー2

5:46 5時に起きてしまったので、12階の展望デッキに行きました。真っ暗な闇が大パノラマに変わる朝の景色を見ました。早朝の岩手山 8:47 路面凍結のため、八幡平の頂上までバスが進めない。代わりに橋の上から松川渓谷の眺望を楽しみました。松川渓谷 10:05 …

錦秋の還暦記念ツアー1

4:51 東京駅日本橋口7:30集合なので、いつもより1時間以上早起き。同行者は、私より早く起きて「お化粧しなくちゃ」などとゴソゴソやっている。夜明け前ということもあるだろうけれど、少し寒い。 私は、1956年10月29日の早朝4時ごろに生まれたらしいので、…

タフガイの経験値と強み

取り返しのつかない大きな失敗をやらかしてしまい、試練に耐えてきた人の経験値は、人生の歩みが成功という美しい履歴によって彩られている人より、はるかに高く評価されるべきだと思う。例えば現総理。小泉首相の後を受けた第1期安倍政権は、あろうことか?…

お江戸両国亭で琵琶の演奏会を聴いてきました。

兄弟子、姉弟子が演奏する琵琶の演奏会を聴きに行きました。悲しい物語が、琵琶独特の哀愁を帯びた音色を添えて、演奏されました。初心者の私には、とても勉強になりました。

「短歌研究」に投稿していた短歌が、10月号に掲載されました。

声を聞き 元気でいれば ほっとする ただそれだけの 母への電話