オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび537

金井良太「脳に刻まれたモラルの起源」を読む ボクの読書履歴を辿ると、一周回って元に戻って来ました的なところがあって、オヤジのあくびで言うと434〜道徳や倫理関連の本を読んでいる。 モラルファンデーション理論。傷つけないこと、公平性、内集団への忠…

オヤジのあくび536

赤坂英一「最後のクジラ」を読む 監督代行を務めていた時期から話は始まる。えっ、田代さんって監督やっていたの? ほとんどのファンが忘れかけている突然の監督就任とその後の苦闘を著者は追いかけている。シーズン途中で監督が代わるのだからチーム状態が…

オヤジのあくび535

岩田光央「声優道」を読む 著者の名前を聞いてピンと来ない方は、大友克洋のAKIRAで主役金田正太郎の声を演じた人と言えば、通じるだろうか? 教え子がプロダクションに所属していたことがきっかけで、芸能マネージャーと挨拶をしたことが一回だけある。その…

オヤジのあくび534

磯田道史「無私の日本人」を読む 本書は史実に基づいた歴史小説として読めるし、実際登場人物の感情の起伏を書き込むことで、読み手の気持ちを引き寄せることに成功している。 初めは穀田屋十三郎。仙台藩吉岡宿の困窮を救うために奔走する商人の姿を描いて…

オヤジのあくび533

門馬忠雄 「プロレス酔虎伝」を読む 題名でわかるように、酒をこよなく愛するプロレスラーたちのエピソード集です。ボクシング担当からプロレス記者に担当替えを命じられた著者は、プロレスラーに接近するために、とにかく一緒によく飲んだ。そこでオナラが…

オヤジのあくび532

高坂勝「減速して生きる ダウンシフターズ」を読む。 著者が小売業界にいた頃、業績悪化に並行して指示系統が縦化されイエスマンが増えてきたと言う。翻って教育現場でも業績悪化については検証しづらいが、同様のことが言えそうです。子どもたちに自由の大…

オヤジのあくび531

ウスビ・サコ「アフリカ人学長、京都修行中」を読む 京都特有の本音をストレートに言わず、極めて婉曲的な言い方を著者は京都コードと言う。著者がこの言い回しに苦労した様子が語られる。明日香、奈良、京都と並べて、結局訪れる回数は多いのだけれど、ボク…

オヤジのあくび530

河野太郎「日本を前に進める」 何か期待できそう。経験に裏打ちされた行動や発言から、希望が持てそうな気がしてくる。俊足自慢は置いておいて、ワシントンの大学で国際関係学を学び議員のインターンをしていたことや、帰国後富士ゼロックスに入りテレワーク…

オヤジのあくび529

ジェームス・M・バーダマン、村田薫「ロックを生んだアメリカ南部」を読む3 教会とゴスペルの章を経て、本はカントリーミュージックへ。郷愁を歌った田舎とはどんなところだったのでしょう? 洋酒好きならバーボンを飲んだことがある人は多いでしょう。トウ…