オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび132

タケさんの日本近代音楽史2 ○賛美歌から唱歌・童謡へ 〜日本の愛唱歌の歴史を辿る(洋楽編)〜 フェントンと初代君が代 いわゆる国歌法に「日本の国歌は君が代とする。」とある。当たり前と感じる人が多いだろうが、この法律が制定されるまでは君が代について…

オヤジのあくび131

タケさんの日本近代音楽史1 ○賛美歌から唱歌・童謡へ 〜日本の愛唱歌の歴史を辿る(洋楽編)〜 日本で初めて賛美歌が響き渡った時、人々は本格的に合唱のハーモニーと出会う。 古くは織田信長の時代に宣教師が聖歌を伝え、キリスト教禁教・鎖国後は「オラショ…

オヤジのあくび130

強欲上等! 朝ドラネタ。中断する前になるが椿姫のアリアの世界を理解するために、音が女給のアルバイトを始めたことがあった。人妻、女給、音楽…様々な生き方にマルチにチャレンジする音は「強欲」と言われてしまう。 椿姫のヴィオレッタは、パリの社交界の…

オヤジのあくび129

ネガティブケイパビリティ。 遅まきながらFacebook上での図書紹介で、この言葉を知りました、混沌とした不確実なことを、そのままに受け止める。確定した訳語が未だないらしいのですが、常に私たちは不確実な時間空間の中で生きているわけで、仏教的な色彩を…

オヤジのあくび128

名作を読む76 サンド作「愛の妖精」を読む 妖精、とは言っても人間をからかったり、いたずらしたりする妖精だ。他にも仲の良い双子に対する迷信や怪しい呪いで病気を治す悪魔、不気味な鬼火など、前近代的な小道具が、物語の舞台に現れる。少し昔の民話の要…

オヤジのあくび127

名作を読む75 メリメ作「マテオ=ファルコーネ」を読む。 メリメによるコルシカ島の物語、コロンバにも出てきたけれど、コルシカ島の人たちは思い込みが半端ではない!というのがメリメの見立てのようだ。 息子フォフチュナトは、まだ10歳の子ども。憲兵に追…

オヤジのあくび126

名作を読む74 メリメ作「コロンバ」を読む。 カルメンを愛憎劇とするなら、コロンバは復讐劇であります。父の復讐を誓うコロンバに、兄である中尉オルソと、たまたまコルシカ島に立ち寄ったイギリス軍大佐の娘リディアが巻き込まれるストーリー。 復讐劇は、…

オヤジのあくび125

名作を読む73 ラ=フォンテーヌ寓話集を読む。 寓話は、長い歴史を生き抜いていくテーマを背負っているので、いい大人になってから読んでみてもおもしろい。ネズミの婿入りなど有名な話もあるけど、ちょっと心に引っ掛かった話を二つ。 靴直しと金持ち 貧乏な…