2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
名作を読む60 ファンチュリ作「銀の島」を読む。 海を舞台にした冒険物語。現在でも漫画ワンピースが続いているし、いわゆる名作文学だって宝島を始めとして枚挙にいとまがない。 もう一つ海洋冒険物にもれなくセットになっているのが、お宝一つのありかだ。…
名作を読む59 ベッケル短編から「白いしか」を読む 白ゆり姫と呼ばれていた美しい騎士の娘が、実は白いしかだったという話。 事の起こりは、狩りの途中で羊飼いから鹿にからかわれたという話を聞いたことに始まる。 ならばその白いしかを捕らえてやろうと、…
名作を読む58 ベッケル短編から「音楽師ペレス」を読む この短編では、修道院のオルガンにまつわるミステリアスなエピソードが語られている。ペレスという盲目の素晴らしいオルガニストが、弾いていたオルガンから感動的な音楽が流れてきた。そのオルガンは…
不規則連載 タケさんの教育論7 アスリートたち、文化の担い手たちをどこで育てるのか?2 学校は、スポーツや音楽、美術、伝統文化などを生涯にわたって続けるための楽しさや喜びを体験する場所なのだと思う。だから技能的な高まりは、その道の専門家にお願い…
不規則連載 タケさんの教育論6 アスリートたち、文化の担い手たちをどこで育てるのか?1 この季節の風物詩とも言える高校野球夏の甲子園が中止となっている。高校野球日本一は、この大会で決まる。今年の三年生の残念な悔しい思いは察して余りある。 だがな…
不規則連載 タケさんの教育論5 教員とのパートナーシップをどう保つか? 公立、国立、私立を問わず、どこの学校へ進学しても先生はいる。先生がいない学校はたぶんない。そして子どもを導く仕事をたぶんしている。 保護者の関心事は、何を教えるとか休校措置…
不規則連載 タケさんの教育論4 教育の主体は個人なのだ。 義務教育だから…この言葉がどれだけ子どもや保護者を受け身にさせてきたことか!諦めさせてきたことか! 子どもの頃のエジソンをご存知でしょうか?彼は学校に馴染まなかったので、かれの特徴をよく…
名作を読む57 ヒューズ作「トム=ブラウンの学校生活」を読む トム=ブラウンは、やんちゃでいたずら好きの少年で、校長先生も頭を下げて悩ませるほどであったが、やがて同室になったアーサーとの出会いによって、心を入れ替え、成長していく。 イギリスの寮…
名作を読む56 ラスキン作「黄金の川の王さま」 面の皮が突っ張った強欲この上ない兄二人と、正直で誠実な弟グルックの物語。兄二人は黄金を自分のものにしようと企み、宝の谷へ行くが、結局黒い石に変えられてしまう。弟グルックだけが黄金の川の王さまの言…
名作を読む55 ラブレー作「ガルガンチュア物語」 大男、巨人伝説。日本なら「だいだらぼっち」とか「八郎」などの話が残るが、ガルガンチュアはフランスの大男の話。 特徴は、大きく二つあって、まずはお下劣な糞尿ネタのオンパレードということ。主人公ガル…
名作を読む54 ドイル作「失われた世界」を読む。 アメリカがスペースシャトルの打ち上げを止めてから、もっぱら人間を載せた宇宙行きのロケットは、ロシアから打ち上げられていた。しかし、6月に民間会社が打ち上げたロケットが国際宇宙ステーションとドッキ…
名作を読む53 ジェローム作「ボートの三人男」を読む。 イギリス紳士を気取りたい青年三人衆の抱腹絶倒ボート旅行物語。テムズ川を遡るのだが、自力で漕いで行くのだ。かと言って冒険物語ではなく、日本で言えば弥次喜多道中のような滑稽話である。 冗談やい…
名作を読む52 ハガード作「ソロモンの洞窟」を読む。 宝物を巡る伝説は、いくつもある。日本にだって小栗上野介がらみの徳川埋蔵金伝説やら戦中のエム資金伝説などがある。この物語は、ダイヤモンドが眠る洞窟の話である。 物語の山場は、三回ある。初めは灼…
ぼくの応援団体験 高校生の頃だから、すごく昔の話。その高校では体育祭と文化祭が隔年開催で、ぼくは体育祭を2回経験する学年だった。体育祭は多色対抗で、ぼくの1年2組は紫。体育祭が近づくと応援団練習があり、何故入ったのか?忘れてしまったけど、ぼく…
ブラタモリの再放送「富士登山」編を観た。 コロナウィルスの影響で番組を作れないためか?再放送をあちこちで放映している。風当たりが強いNHKなどは予算が余らないのだろうか? ところで、タモリが富士山の美しさの秘密を探るため、富士に登った回を観た。…
ぼくの日本的神様論 どんなに七転八倒してもがいてみても、所詮は人間。自分たちの無力さ加減を思い知らされた時、人は神様に祈る。だから、自然災害が多い日本では、大自然そのものが信仰の対象となったし、さらには天神様のように、亡くなられたあと災害が…