オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

ベートーヴェン「第九」の魅力 6

 一年に一度燃える!
 例えば、祭りで御輿をかつぐあの瞬間に燃える。それに類する燃焼感が「第九」にも言えそうである。つまり、我が国の「第九文化」は、一年間に一度高揚し燃焼したいリピーター?氏子??の情熱に支えられているのである。
 何度も歌っているので、当然暗譜。各パートの核になって音を支えているのも彼等リピーターの力であろう。ひねくれ者の私などは、そんなに毎年「第九」ばかり歌っていて、何がおもしろいのだろう?と首を傾げてしまうが、それだけ人を惹きつけてやまない魅力が、この曲にはあるのだと思う。

 人と人が合唱を通してつながること。人と人とが「歓喜」を歌を通して分かち合うこと。ベートーヴェンがこの曲を作曲するにあたり、意図した理想が、レヴェルはさておき、ドイツよりはるかに離れた我が国で、実現している。
ここ数十年にわたって、根付いたかにみえる我が国の「第九文化」を、今後は次の世代に確実に引き継いでいくことが課題になるだろう。
 未来永劫に渡り、第九を歌い継いでいくために。