秩父SLと芝桜を巡る日帰り一人旅３
寄居駅で秩父鉄道に乗り換える。さすがにゴールデンウィーク、車内はほどほどに混んでいる。ちょうどボーイスカウトの一団と同じ車両に乗り合わせた。車窓から見える景色にあれこれと話を咲かせている様子が、さわやかだ。
私は、親鼻駅で降りて荒川の河原まで歩いて来た。せせらぎの音が耳に心地よい。川下りの船が岩場の傍らをゆるやかに下って行く。定番の荒川鉄橋を狙う算段なのだが、以前上長瀞駅から河原に降りた時は、あまりにも真下から橋を見上げるような構図になってしまい、リベンジではないが今回は別ののポイントへやって来たわけだ。
さて眩しい若葉とそれを映す荒川の水面、ご存知長瀞の岩畳と役者が揃い、この上ないロケーションでの撮影となった。ただこれは一ファンとしてのしょうもないわがままなのだが、以前からパレオエクスプレスは、煙の量を上手にコントロールし、省エネというか周辺の環境に配慮した運転をしているように思えてならないのだ。結果、撮影した画像に煙をもくもくと吐き上げるSLは映らない。もちろんそれでよいのだが。
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