オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

草津 よいとこ 一度はおいで 一泊旅行2

草津 よいとこ 一度はおいで 一泊旅行2

上里SAに近づく頃から、雨がフロントガラスに当たり始めた。トイレ休憩後、上信越道へ曲がると思いきや、そのまま関越道を直進、渋川伊香保で高速を下りる。
失礼な偏見だが、群馬県という土地柄は、高度成長期以降、福田父子、中曽根、小渕と何人もの宰相を輩出しながら、そのことで地元が繁栄した印象があまりない。もちろん利益誘導型の政策と無縁だったことは、素晴らしいのだが。
最近ブーム?のゼロ戦設計者堀越二郎は、算術で名高い関さんと同じ藤岡市の出身だが、そのことで全県をあげて売り出そうとしている様子もない。有名人というか大河ドラマ的なヒーローもあまり思い浮かばず、国定忠治やフィクションで木枯らし紋次郎が一世を風靡したくらいだろうか?
群馬県の話題を綴っているうちに、バスは吾妻郡の山あいを進んでいる。すると最近大きく取り上げられた話題の場所に差し掛かる。橋の脇や長いトンネルをくぐり抜けて進むと、八ッ場の地名が目に飛び込んできたのだ。この付近がダム建設の是非を巡って、右往左往した八ッ場ダムの現場なのだ。
やがて、草津節と思って聞けば、なるほどと頷けるようなタイヤと路面の摩擦音が奏でるメロディーラインを抜けると、草津はもうすぐだ。





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