オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

楽しそうにしていれば、伝わるはず?2

子どもたちが熱中するスポーツや習い事には、必ずステキな指導者がいる。サッカー然り、野球然りである。指導者がサッカーや野球が好きで仕方がないことが、自動的に習っている子どもたちにも伝わる。だから、多くのスポーツ少年少女が育つのだ。思いが受け継がれていく素晴らしい話である。

でも、自分たちが子どもの頃思い出してみたい。ドラえもんジャイアンが土管の上で歌っているような空き地が、グランドだった。まだサッカーよりも圧倒的に野球が好きで、ダイヤモンドを書くには、場所が狭いから三角ベースで遊んでいた。チームに入れば指導者はいらっしゃったのだろうけれど、チームに所属している子が多かった記憶はない。当然それほど上手くない。けれど何となく楽しかった。巨人がめちゃくちゃに強い時代で、ほとんどの子がミスタージャイアンツ長島茂雄に憧れていた。(へそまがりの私は、南海の「現役選手当時の野村」が好きだった)憧れの存在がいて、見よう見まねにさえなっていないけれど、何となく野球をやっているだけで楽しい。それが原点でよかったのかもしれない。
きっと、開発途上国でのスポーツ事情は、自分たちが子どもの頃と似たりよったりだろう。テレビ中継で活躍する選手を見て憧れて、自分もやってみたくなる。童にりっしんべんを付けると憧れという字になるけれど、それでいいのだ。

しかし、その数十年後、自分の憧れや夢をいつ捨ててしまったのか?には、意外に多くの大人が気づいていない気がする。