オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび316

平尾誠二「理不尽に勝つ」を読む1

 


人は皆、理不尽な経験に日々晒されている。ボクなんか、本業は学校の先生だから自分自身が子どもの目から見たら理不尽なことをかなりしてきている気がします。予測不能ラグビーボールのように。

ラグビーの話は伏見工業のキャプテンで苦労した体験談から始まり、神戸製鋼の頃の話も当然出てくる。

弱みを強みに変えるための工夫を語っている。

まずスクラムが弱いので、組む機会を減らすように試合を進める。具体的にはノックオンやスローフォワードなどを減らす。つまり持ち続けて走る、あるいは前に蹴ることだろう。だから自陣の22メートルをゴールラインだと考えてそこで絶対止める。

またいいキッカーがいないので、ペナルティでゴールキックを狙わずとにかくトライを取りに行ったと言う。結局はあちこちのチーム(三洋電機以外)が神戸製鋼に合わせて、フォワード頼みの戦術を変えてしまった。これについては功罪相半ばといった感じだろう。