オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

カルメンとオペレッタの饗宴を聴きに行く。

カルメンオペレッタの饗宴を聴きに行く。

家内が友人から紹介されたというチケットで、この夏に戸塚フォーラムのコンサートに出かけてきた。このホールは、キャパが390なので、心配した通りの満席である。
日本では、オペラ歌手は声楽家が演じている。ホールの隅々まで響く発声を身につけることが、大前提であるかのように教育される。でもこの日のカルメンを見て、改めて思った。オペラ歌手とは、歌い手である以前に優れた演技者なのだと。どうもそのあたりが大きな劇場と大げさな仕掛けのグランドオペラに、ただただ感動してきた後進国日本の克服するべきコンプレックスではないのか?小さな芝居小屋だって音源さえあれば、オペラはできるはずなのだ。
休憩時間の後に、プロデューサーが登場。反権威、反拝金の気骨を感じる。オペラは大衆芸能であると断じる話が、嬉しい。
プログラム後半の聴かせどころは、日本にはあまり馴染みのないオペレッタの名曲。カルメンではミカエラ役であまり目立たなかったソプラノが後半は大活躍して盛り上げてくれた。


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