オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

713 薩摩琵琶からハレルヤコーラスへ

今日は仕事がひけてから、師匠のところで薩摩琵琶を習い、その後夜はハレルヤコーラスを歌うという何とも音楽的にクロスオーバーな一日だった。
家に帰り、今感じていることは、薩摩琵琶で歌っている情景(例えば、夜が更けていく様子)が自然に想像できて表現できるのに対して、全能の神とか神の中の神と歌い上げてみても、聖書に対する理解が不十分なのだろうが、結局思いがこもらず、音響優先の表現になってしまうのだ。
もちろん273年前にヘンデルが書いた音楽に世界中の人々が感動しているわけだし、その美しさを演奏を通して共有することは、素敵な話だ。ベートーヴェンの第九も似たようなことが言えるが、感動を共有しやすいからこそ西欧音楽がユニヴァーサルになり得たのだと思う。
でも敢えて思う。根っこのところで日本人が記憶の彼方に遠ざけてしまった音楽はないのか?と。クロスオーバーな一日を終え、感じたことです。