オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

「黒柳徹子のテレビ史」

テレ朝で上記の番組を放映していて、大笑いしながら見ました。
何事もパイオニアが、前人未踏の地に道を切り拓き、その後に続く大勢がそこに新しい世界を構築する。ただ、パイオニア当人の能力が巨大な場合は、新しい世界のうち、かなり美味しい部分を耕してしまう場合がありそうだ。漫画の神様、手塚治虫先生がそうだし、ロックでのビートルズも随分美味しいところを持って行ってしまった。もちろんそれでいいのだけれど。
さて、日本のテレビ文化において、黒柳徹子さんの存在は、草創期のパイオニアでありかつ現在も得難いキャラクターとしてあり続けている。
生まれた時に何が家にあったか?は、成長期において確実に脳に影響しているのだろうが、私の場合生まれた時にはなかったけれど、小学校低学年 のうちにはテレヴィジョンが我が家に登場していた。だから私もテレビっ子の端くれを自称していいと思う。黒柳徹子さんが魔法のじゅうたんに乗っている番組など、子供心に驚きの目で見ていた。
番組では、生放送ゆえのエピソードや今は亡き名優との共演が語られていたが、そのような現場で日々冷や汗を流しながら、番組を作ってきたからこそ、今の日本のテレビ文化があるのだと思う。そして、黒柳徹子さんという、天性の明るさをもっている方が、今の誰でもが楽しめ、明るいテレビの風土に、非常に大きな影響を与えてきたことが改めてわかる番組でした。