オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

目新しさが魅力の街 横浜

オリンピック会場建設をめぐるやりとりの中で、レガシーという言葉が、盛んに使われている。直訳すれば遺産だが、次世代にバカでかい競技場をどう引き渡すか?という文脈に中で使われているようだ。
私の住んでいる横浜市を見渡しても、レガシーはある。観光資源になっているのは、赤レンガ倉庫、下には震災の瓦礫が埋まっている山下公園、山手の洋館群も。最近の建造物だけれど、日産スタジアムは、サッカーW杯以降も活用されているし、今や港の象徴であるランドマークタワーベイブリッジだって、レガシーだろう。
思えば、幕末の開港から、横浜は目新しさで人々を惹きつけ、明日の文化を発信し続けることで全国から人々が集まってできた街である。時にはおっちょこちょいのそしりを免れないところもあるが、先進性という点で、日本のトップランナー走り続けてきたことを自負していいだろう。
2016年の今、横浜市が全国に先駆けている事業は「打ち上げ花火」的には見えにくい。しっかり地に足をつけている感がある。これが正常であるし、正しい。
だが、横浜らしい浮わついた高揚感が、どことなく湧き上がってこないのは、還暦を迎えた歳のせいか?それとも楽しいことに気づくアンテナが低いせいなのか?