オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

言い出しにくい言葉

「頑張りたくありません」「やりたくありません」。この言葉が言い出しにくい状況は、結構ある。なぜなら、周囲がみんな、その一言を言い出せずに我慢している人たちばかりだからだ。またその言葉をやすやすと口に出さないように教育されてしまったのだ。
ギリギリのところで「やりたくありません」を止める必要があるのは、本人が「生きる行為をやりたくありません」と言っている場合だけではないろうか?死にたいと同じ意味なのだから、これだけは何とかして止めたい。
でも他のケースは、ほとんど本人の意思を尊重できる気がする。安易に「そんなこと言わないで、頑張ってみたら」とか「やってみたら、きっといいと思うなぁ」とか呼びかけることに、その人はどこまで責任を負えるのだろうか?
合唱グループを運営していると、歌いたくないのに付き合いで歌っている場合や休みたいのに頑張ってしまっている場合が、趣味の世界なのに見え隠れしているような気がする瞬間がある。仕事の場であれば、尚更だろう。
「もういいじゃないの。そんなに頑張らなくても」その一言を待っている人は、とても多い気がする。