オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび301

日本の歴史とテロ1

 


日本が元号制をスタートさせたのは、大化の改新なのだけど、あのクーデターは、かなりテロ的です。奈良平安朝は、大規模な戦争が目だないけれど、貴族間でそれなりにテロに近いことは起きていた。それは「変」と呼ばれていて、政権主体がひっくり返ればクーデターと同義でしょう。

個人的には「変」と「乱」の使い方が、少しわかりにくい。乱は武力集団が動いたイメージがあるけど、本能寺の変は、明智光秀が武力に任せて織田信長を討ったのであり、最近では国会内の加藤の乱は、もちろん武力は動いていない。昭和に入り、5.15や2.26、連合赤軍は「事件」と呼ばれて「変」や「乱」とは言わないし、明治維新後、江藤新平佐賀の乱と言われるのに、西郷隆盛西南戦争であります。

何だっていいじゃん! ではありません。曖昧になっている意味の影に、臭いもの、見たくないものに蓋をする心理が働いている気配があるように感じるからです。勘繰り過ぎかもしれません。語義に詳しい方、ご教示ください。