オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

行事の振替休日で、時間ができたので、鎌倉の竹寺こと報国寺まで走ってきた。自宅から現地までおよそ35分だ。バイクの速さというのは、おそらくは、いにしえのもののふが馬で遠乗りをする時の速さに近いのでは?と思う節があり 、人間この程度の速さと距離が日帰りの外出であればちょうど良い加減なのかもしれない。
途中踏切の近くで渋滞に出くわす。バイクなのでさほど苦にはならないが、鎌倉という土地はいつ来ても、どこかで車の渋滞に出くわす町だ。そのストレスを気にかけない人だけが、訪問を許されているようでさえある。
報国寺の境内は、ひっそりと静まり、鳥のさえずりは竹林に爽やかに響いている。月曜の午前中だったlが、何組もの訪問者が来ていた。5月下旬のこの時期は、新しい竹がすくすくと伸びている時期で、まだ皮をかぶっている竹もちらほらと見かけた。その新しい竹のあおさが実に清々しく、乾いた私の眼を潤してくれる。

凛とした姿勢でまっすぐに天を衝く竹を愛でつつ、帰路へとついた。