オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

武器の開発を、もう止めよう

ICANが、今年のノーベル平和賞を授賞した。国連で核兵器禁止条約が採択された流れを、舞台裏でサポートし続けた活動への評価だろう。被爆者の皆様と共有した願いが、条約よって一歩前進できたことも嬉しい。

歴史は、常に優位な武器を持つ者に支配され続けてきた。鉄の武器に青銅器がかなわなかった時代、信長の鉄砲隊に騎馬軍団が倒れていった話、そして航空機、核開発。
すでに70年前、武器は極限まで進化してしまっている。誰もがそのことに気づいているのに、財政から膨大な軍事費を支出し、武器の維持と開発に力を注いできた。どちらか競争から降りたら負けるチキンレースは、現アメリカ大統領と北朝鮮委員長との情けない舌戦だけでこりごりなのだ。

それでもどうしても自衛の道具が必要だと言うなら、せめて殺傷能力はなく、相手の動きを制止できる道具にとどめたい。それが、ギリギリの線である。