オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび669

高田康成「キケロ」を読む 「ローマの雄弁の最高の父」であり、同時に「軽佻浮薄な不幸な老人」でもある。いったいこの真反対な言われようから人々は、どのようなキケロ像を描けばよいのだろう。 まずは雄弁家としてのキケロ。スッラから逃れるようにギリシ…

オヤジのあくび668

橋場弦「古代ギリシアの民主政」を読む3 アテナイを細かく分割された単位が区。この区に区民会という会議があり、国家レベルで論じられる軍事・外交以外の生活上のほとんどの問題が論じられていました。国との関係は大きな歯車と小さな歯車の組み合わせで考…

オヤジのあくび667

橋場弦「古代ギリシアの民主政」を読む2 陶片追放によって国外へ追放された人は13人。従来は僭主の出現を防ぐためと言われてきたが、本書では有力貴族同士の破滅的な対立を防ぐためという説を掲げています。なお国外追放は永久ではなく、再び戻ることができ…

オヤジのあくび666

橋場弦「古代ギリシアの民主政」を読む1 始めに、成文法を定めて公正な裁判が可能になったクレタ島や声の大きさが採決に影響した(=ヤジ?)民主政とは言い難いスパルタの例が語られる。一つの制度を定めるとそこに安住し硬直化してしまうのは、現代もまったく…

オヤジのあくび665

ハイディ・グラント・ハルパーソン 児島修訳「やってのける」を読む 序章でラディッシュを使った実験で我慢を強いられ、苦いラディッシュを食べさせられた被験者は、自制心を消耗していたという記述が出てきます。ストレスが多い環境に居続けると人は自制心…

オヤジのあくび664

大塚ひかり「くそじじいとくそばばあの日本史」を読む この本で取り上げられている人々は、ご長寿です。ほとんど神話の世界の住人はともかくとして、意外なほど昔の平均年齢が高かったことに驚いてしまう。現在定年を70歳に引き上げようという論議が出ている…