オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

「仰げば尊し」は必要悪だったのかも?

学校で、ふと上のような考えが頭をかすめた。そもそもポストモダンの到来は、近代市民を健全に育成することが困難であることが予言されていたわけで、それからすでに30年も制度疲労を露呈しながら、再構築への画期的なアイディアも出さずに学校教育は続いてきてしまった。
レトロな歌のタイトルは、戦後あらゆる権威主義的なイデオロギーを排除すべく、頑張ってしまった教育思想の対極にある。しかし、ここまでフラットになり、多様な価値観を互いにリスペクトしあう時代が到来したい今、共有すべき価値や思想は本当になくていいのか?
こんなことを書いていること自体が、教師としての老いを感じるし、すでに教育現場から排除すべき存在になりかけていることが自覚されるのだが。