○生き様・指針詠
1500
温かな 春一日を 寝て過ごす
残りの季節 乗り切るために
1499
一つずつ 自分の一部 失くしゆく
歯が取れ次は 何を失くすか
1409
いつもより 一本遅い 電車乗る
心を鎮め のんびり帰ろう
1408
焦るなと 言い聞かせれば 上手くいく
制御可能な 自分でいたい
○生活・家族詠
夕飯を食べていると、突然治療とは関係ない歯のブリッジが取れた!
1497
さっきまで 身体の一部 今はない
もう戻らない 歯は胃に溶けぬ
1491
雨上がり 確定申告 出しに行く
一仕事終え 陽気も温く
1484
インク満ち 動き始める プリンター
よろしく頼む 俺の書記官
1476
ポッカリと 虫歯のあとに 穴が開く
じわりと痛む 水曜の午後
久しぶりに歯科へ。しみていたのは虫歯だった!
1470
行くつけの 歯科で虫歯 見てもらう
不摂生ツケ 歯に申し訳なし
1466
デザートは アイスクリーム 食べに行く
広がる甘さ 舌に幸せ
1465
還暦を 迎えた妻と パスタ屋へ
グラスの向こうに 笑顔が映れり
1456
久しぶり 妻が車を 運転す
こわばる顔で ハンドル握り
映画「ボヘミアンラプソディー」を観て二首。
1443
直球で 聴き手に投げる 歌声の
球筋見据えよ 生まれる感動
1442
躍動感 音にワクワク し始める
聞き手と一体 ロックの喜び
1434
亡き義母の 命日刻む 寒い朝
あの日も雪が 街を覆いし
1421
妻帰り 今日の文句を 聞く役は
私に残る 少ない仕事
1420
暇な日に 何を為すべき 考える
それこそ正に 老後の課題
1419
ロック聴き 激しきリズムに 元気湧く
眠りし記憶 呼び覚ますのか?
1401
夜遅く 雪に変わると 予報出て
飲み会に行く 妻心配す