最小限の我慢、最大限?の効果1
昔からこんなことばかり工夫してきて、今に至る。我ながら要領がいい方とは思えないが、これで何とか今に至っている。
人生、必要以上に我慢が必要な時期は、何度も訪れる。まず受験生。気になったことがあるとWikipediaなどないので、百科事典をめくって調べる。するとそこにはさらに気になることが出現するので、それも調べる。そんなことばかり芋づる式にやっていた。だから基礎学力は大したことないが、雑学の知識だけは豊富になった。もともと理屈っぽかったが、さらに理屈っぽくなった。
例えば、文系必須の古典。語尾の活用などおよそ興味がわかなかったし、テスト結果も古典の先生にコテンコテンに叱られてばっかりだったのだけど、ある参考書を読んで、古典から学ぶ精神文化、例えば「あはれ」とか「わびさび」とか…に興味をもち始めてからようやく少しやる気になり、受験にはギリギリセーフで間に合った?のかもしれない。
詰め込み教育全盛時代だったが、興味がもてないものを無理やり覚えなさいということ自体、私にはできない相談だった。