オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび355

名作を読む82-2

デフォー作「ロビンソン=クルーソー」を読む2

 


流石に二十何年も一人きりでは哀れと思ったのか、作者はフライデーという友人を物語に登場させる。そこから先は、話は外界との交流が描かれ始め、お決まりのハラハラドキドキの展開。ロビンソン自身も本国イギリスに戻り、めでたしめでたし。

しかし、ロビンソンはもう結構な年齢なのに、また航海に出てしまう。懲りない人とは、こういう人のことだろう。じっとしていられず、常に何か新鮮な刺激を求めてしまうのだ。大袈裟に言えば、そういう人が人類の歴史に新しい地平を切り拓いてきたのかもしれない。

最後に、ロビンソンの近くにいたペットのうち、オウムだけが帰国までずっと寄り添っているように見えた。調べてみるとオウムはとても長生きなのだそうだ。ボクのようなマンション住まいでもオウムなら飼えるかな?