オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび545

近藤勝重昭和歌謡は終わらない」を読む2

 


コロナ禍以来、電車やバスの窓が少し開いている。けれど元々は下から上に大きく開いて、旅行中は車内から駅弁を買っていたものだ。駅のプラットホームは今も昔もわかれの場だけれど、汽車なら間に合うのに電車は無情に走り去ってしまう。伊勢正三の「なごり雪」をはじめ、多くの曲が汽車と書いているのは別れの時間の感じ方が、汽車と電車で変わってしまったからだろう。

昭和の話題で避けて通れないのが、安保闘争学生運動。西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」、加藤登紀子「一人寝の子守唄」かぐや姫神田川」、荒井由実「いちご白書をもう一度」をネタに、ラブ&ピースと題した章であの時代を振り返っている。

そして、外せない吉田拓郎。中学の頃は、ジャズを聴いている友人やCCRのコンサートに行って興奮気味の友人とかが、音楽の話を聞かせてくれたけど、高校に入ると一転して、「吉田拓郎命」的な友人に出会う。体験学習に出かけるバスの中も吉田拓郎一色で、とにかくみんな拓郎を聴いていた。大学に入った時はユーミンだったっけ。ちなみにバスの中で歌ったのは拓郎の「ともだち」

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