オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

吹き抜ける涼風のような音楽 1

 暑い!と口にすると罰金を取られそうな位の猛暑日が続く。節電対策でエアコンは控えめにしか動かないし、寝苦しい夜が続いているので、体も元気がない。
 そんな夏に、音楽で涼しさを味わうことはできないものか?と思いついたのが、今回のタイトル。人それぞれ感じ方は様々だろうけれど、私なりに聴いていると気持ちが軽くなり、暑さにふさがっていた聴覚や気分が目覚めてくる・・そんな音楽を列挙してみたい。

 一回目は、この夏小澤征爾氏が志賀高原で若い音楽家と演奏したという「モーツアルトのディヴェルティメント K136」作曲者が、イタリアで体験した音楽のエッセンスが、存分に曲の中に香っている。どこまでも明るくかつ爽やかであり、音楽というのは、まず一義的に人を楽しい気分にさせるものだという大原則が、貫かれている。

 私がよく聴くのは、マリナーの指揮による演奏だが、気持ちの良い疾走感が、暑さの中で茹だっている自分に、涼風を送ってくれるのだ。