オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび198

温故知新。昭和の先生、最後の悪あがき3

 

多様な子どもの育ち方への対応。

チョーク一本で勝負。昔はよくそんなプライドを持った先生がいらっしゃった。

生徒が45人、一斉に黒板の方を向いて、静かな教室で講義を受ける。私もその時代に学級担任をしていたけど、そんな40数年前の教室風景は、もはや夢物語のようだ。

環境に敏感に反応する子に対して、掲示物の位置が配慮される。見通しを持ちにくい子に対して、いつまでに何をするか?明確にする工夫。黒板のどこに何が書いてあるのか?わかりやすくとらえる工夫etc。一人ひとりの子どもと向き合い、その子のよさを引き出すことに教育のミッションはある。

物理的には、尾木直樹さんが主張されている通りで、そのための教員数がまるで足りない。一学級35人なんて言い始めたけれど、国際的にはまったくお話にならないくらい教室に大勢の子どもを詰め込んでいる。それでも先生方は、毎日一生懸命なのですよ。

 

温故知新の新は、子どもたちを理解するための知識が不足してきていること。私にとってはそこだった。

個別支援級で、子どもと関わることがあったのだけど、その子の行動の背景にどのような特性があるのか? それをまず学びたいと感じました。